瞬間的な含み損と損切りしない手法について【Q&A】
さて、ひとつ質問が御座います。
1時間足4時間足といった短い足でトレードしていると、急激な上昇/下落で、含み損が瞬間的に大きくなる事がありますよね。
瞬間的と言ったのは、おそらく自分の勝手な推測ですが、大ロット保持者が利確した際にそのような値動きになるだけであり、その後を観察していると、再び元通りのトレンドになる事が多いです。
しかし、瞬間的とは分かっていても、精神的に悪いですよね。
このまま下がったらどうしよう、戻らなかったらどうしよう、そういった不安です。
たけしさんは、損切りラインを予め決めているので、まぁそういった悩みは皆無かと思うのですが、私は上記のような瞬間的な値動きで損切りをくらうのが納得いかないので、あえて損切りを設定していません。
ただし、毎回精神に悪く、たまに心が折れて、いざ時間経過後に見てみると、一番最悪なところで損切りしていたという事も、多々あります。
すみません、ダラダラと長文になってしまいましたが、
質問は、
たけしさんは瞬間的な値動きをどう考えていますか?
です。よろしくお願いします。
質問ありがとうございます。
確かに値動きの後も、ほとんどは元のトレンドや値に戻る事も多いです。
よって、損切りをせずに含み損を抱えたまま我慢をした方がデータ的にはプラスになります。
しかしほんの一部ですが、元に戻らずにそのまま何千pipisも動く事もあります。
そういった場合にロスカットを食らって相場から退場しないために、そういった瞬間的な含み損でも必ず損切りポイントを置かなければなりません。
「このまま下がったら…、戻らなかったら…」
という不安ですが、それはいつか現実的に起こります。
いつか起こるその状況を必ず想定しておく事が必要なんですよね。
よって、FXでリスクなく勝ち続けるためには、納得いかない値動きでも必ず損切りを決めておかなくてはいけません。
もし損切りを置かないのであれば、そういった相場が戻らない状況になった時、ロスカットをして資産を失い、相場から退場する覚悟が必要ですね。
基本的に相場は上昇と下落を繰り返しますが、なぜ一方的に動かないのかというのは、そういった損切りをする人達を振り落としながら動くからです。
よって、ほとんどの人は瞬間的な逆行によって振り落とされる、つまり一番最悪な所で損切りをしている事になります。
FXをやってる人は一番最悪な所で損切りする…という経験がある方が多いと思いますが、これは一般大衆の心理上で必然的な原理なわけです。
勝つためには、まずそういった一般大衆の心理と、それがどういった風に相場に影響するかを理解する事が大事です。
相場の原理を理解すれば、心理的に最悪な所で損切りをする事も無くなるし、然るべき期待値のあるポイントでエントリーする事が出来ると思います。