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スキャルピングトレードのメリット・デメリット【Q&A】

更新日:2019年1月24日(木) 11:42

Q いつもお世話になってます

早速ですが私はスキャルピングでトレードしていますがいつも負けてます
その負け方が尋常じゃないくらいの勝率(3割くらい)なのでひょっとしたら勝ってる人はスキャルピングなんかしていないのではないかと思います

因みにボリンジャーバンドを使用し1分足から日足までのドル円だけ見ています
自分の予測した動きと違うロウソクになればすぐ様損切りをしています
期間はまだ半年くらいです

スキャルピングはやらないほうがいいのでしょうか?
また、スキャルピングはやった事はありますか?

よろしくご指導お願います

A 質問ありがとうございます。

スキャルピングで勝ってる人はもちろんいますよ。

まずはスキャルピングトレードのメリットとデメリットをまとめた上で考えてみましょう。

スキャルピングトレードのメリット

・短期間でトレード試行回数を稼げる
・安定した結果を残せる

やはり最大のメリットは試行回数を稼げるというところです。

特に、値動きが激しいときなどは、短時間で大きな利益を取ることも可能ですし、レンジ内で逆張りで取っていき利益を積み重ねることも可能です。

取引数を稼げるということは、その分期待値の収束もしやすくなります。

よってスキャルピングで勝てる人は、それだけ結果を残すスピードも早いし、複利であれば利益率も高くなる傾向があります。

スキャルピングトレードのデメリット

・スプレッド(手数料)の割合が大きくなる
・注文が間に合わない可能性がある
・スリッページの影響が大きい
・ラインなど、テクニカル指標が効きにくい

しかし、デメリットは結構大きいです。

まず、勝ったとしても1回あたりに取れる利幅は小さいため、必然的にスプレッドの占める割合は大きくなります。

つまり、より高い期待値を取らなくては、手数料負けしてしまう可能性もあると言うことになります。

また、損切りや利食いまでの幅が小さいため、注文が遅れたり、思うようなトレードができなくなる可能性が出てくるのも問題ですね。
そのために安定したネット回線が必要だと思います。

注文が滑ったりする、スリッページの影響も当然大きくなりますので、約定力の高いFX会社を選ぶ必要があると思います。

あとは、短期足であればあるほどチャートのライン、テクニカル指標などはブレが生じます。

そのため、ラインが効きにくかったり、ファンダメンタルズの影響も強くなるというのが特徴です。

総じて見ると、試行回数が稼げる…という事以外のメリットというのはほとんどありません。

なので、基本的にスキャルピングは期待値が取れれば効率良く増やせますが、まず期待値をプラスにする事が難しいという事なんですね。

スプレッドマイナス分を計算してみる

短期トレードほど、特にスプレッドの影響が結構大きいです。
注文数が多くなればなるほど、スプレッドで取られる手数料は増えるので当然ですよね。

まずスプレッドで負けている可能性もあるので、自分のトレードのスプレッド費用がどれくらいかを計算してみると良いでしょう。

クロス円であれば、すべて1lot×100円で計算すればOKです。

ドル円のスプレッドが0.3であれば、1lotの往復取引あたり30円。
ユーロ円のスプレッドが0.5であれば、1lotの往復取引あたり50円の手数料になっているということです。

ユーロドルなどドルストレートの場合はスプレッドにドル円の相場を掛け算すればOK。
ドル円が110円であれば、1.1倍。
ドル円が80円であれば、0.8倍すればOKです。

トータルの往復取引数とlot数を掛けて、どれくらいスプレッド分の手数料がかかってるかを計算しましょう。
そうすれば、単純にスプレッド分で負けているのか?
そもそもトレード自体で負けているのかがわかると思います。

仮にトータルのユーロ円の往復取引が1000lotあって、トータル収益がマイナス50,000円だったとしましょう。

DMMFXのユーロ円であれば、基本的に1lotのスプレッドは0.5なので、50円。
1000lotだと50,000円分がスプレッド分になるので、ちょうど手数料分負けていることになりますよね。

もし負けているのはスキャルピングによる手数料の大きさが原因という事であれば、細かい取引をなるべく避ける事で、収益自体はプラスに転ずる可能性は高いでしょう。

ただし、それ以上の負け額が大きいのであれば、そもそも勝てるトレードをしていないと言うのが問題です。

自身のあるトレード以外はスキャルピングはやるべきではない

上記で述べたとおり、取引数が稼げる事、取引チャンスが多い事以外にスキャルピングのメリットはありません。

なんと言ってもスプレッドの影響が大きいので、自分は損切りまで10pips未満になるようなトレードは基本的にしないようにしています。

たとえ、理論的に勝てるエントリーポイントでも、スプレッド影響で期待値マイナスになる可能性が出てくるからですね。

だからといって1分足を見ないわけではなく、損切りまで10pips以上あれば、変動幅の激しい時など1分足でエントリーする事はありますね。
その結果、2~3分で決済するスキャルピングトレードになる事もあります。

まぁ最低でも、デイトレやスイングトレードで結果を残せている事が、スキャルピングをやる上での最低条件だと思ったほうが良いと思います。
もしどうしてもスキャルピングをやりたいのであれば、デモトレードで検証に使うべきだと思います。

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更新日:2019年1月24日(木) 11:42

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